収益低下したアパートを黒字化した戦略
公開日:2025年11月27日
空室改善・運営見直し・コスト削減で利益を取り戻した実例
📉【前橋市の“収益悪化物件”に共通するパターン】
前橋市は築古アパートが多く、以下の理由で収益が低下しやすいエリアです。
●長期空室
●家賃下落に追いつかない古い設備
●修繕費の突発コスト増
●駐車場の管理不備
●そもそも「運営が最適化されていない」
今回取り上げるのは、年間収支 -27万円 → +56万円へ黒字化した成功事例です。
📝【実例紹介】前橋市・築30年/2DK × 10戸のアパート
■ 物件概要
・間取り:2DK × 10戸
・家賃:47,000〜50,000円
・築年数:30年
・入居率:70%(3戸が空室)
・年間収支:▲27万円(赤字)
🔎【収益悪化の原因】
調査で判明した問題点は次の通り:
◆ 問題①:空室3戸が“半年以上”埋まっていない
●設備が古く写真映えしない
●競合に比べて魅力が弱い
●家賃設定だけ下げても反応が少ない
◆ 問題②:水回りトラブルが多く修繕費が高い
●築古特有のキッチン・給湯器交換
●1年で約38万円の修繕費
→ 収益圧迫の大きな原因
◆ 問題③:管理状態が悪くイメージが低い
●駐車場ライン消え
●共用廊下の清掃頻度低い
●ゴミ置場が荒れやすい
◆ 問題④:家賃設定が競合と合っていない
●“安ければ入る”というわけではない
●反応が取れない家賃は適正ではない
これらを踏まえて、収益改善のための4つのステップを実行しました。
🔧【STEP1】空室改善(低コスト × 最大効果)
① アクセントクロス+LED照明交換
費用:1部屋 18,000円
→ 写真映えが劇的に改善
→ 問い合わせ数2.2倍へ
② キッチン扉のシート施工
費用:12,000円
→ “築30年感”が大幅に減る“効果最強”の改善
③ TVモニターホンを設置
費用:14,000円
→ 女性・新婚層からの反響増
▶ 【結果】
空室3戸 → 1ヶ月半で満室化
収入増:年間 +162,000円
🔧【STEP2】家賃の“戦略的”見直し
① 家賃を“1,000〜2,000円だけ”適正化
周辺家賃(同サイズ):48,000円前後
→ 設定家賃:47,000〜49,000円
「値下げ」ではなく「競争力の調整」。
結果的に空室期間が短くなり、実質収益はむしろ上がる。
② 募集ターゲットの変更
従来:ファミリー
改善後:新婚・社会人カップル
理由
→ 2DKは単身カップル市場と相性が良い(特に前橋市)。
🔧【STEP3】コスト削減(年間 -15万円達成)
① 水回り設備を“予防交換”へ切り替え
給湯器(20年以上)→ 新品へ交換
費用:95,000円(10万円以下の格安モデル)
→ 故障が激減し、
修繕コスト年間 -10万円
② 清掃を月2回 → 月1回に見直し
(監視カメラ導入で不法投棄が減ったため)
費用:月6,000円削減
年間 -72,000円
③ 長期契約していた除草業者の見直し
年1回 → 年2回のスケジュール変更
(自主管理+スポット清掃併用)
費用削減:年間 -32,000円
🔧【STEP4】管理状態の改善=入居者の質向上
① 駐車場のライン引き直し
費用:1台3,000円 × 10戸=30,000円
→ 区画の曖昧さが解消されトラブルゼロ
② ゴミ置場の改善+掲示物の刷新
写真付きの分別ルールに変更
→ 清潔状態を維持しやすくなり、入居者満足度UP
③ 夜間の照明強化(共用灯LED化)
費用:12,000円
→ 第一印象改善 → 空室対策にも波及
🏆【結果】年間収支が “赤字27万円 → 黒字56万円” に!
◆ Before
・空室3戸(半年以上)
・年間収支 ▲27万円
・修繕費が高い
・管理状態が悪く印象が弱い
◆ After
・1ヶ月半で満室化
・家賃調整で入退去サイクルが改善
・水回りトラブル激減 → 修繕費 -10万円
・管理状態改善で入居者の質が安定
・年間収支 +56万円(黒字化)
🎯【成功ポイントまとめ】
✔ 空室対策は「低コスト改修」に集中
→ アクセントクロス・照明・キッチンシートが最強の組み合わせ
✔ 大幅値下げはしない
→ “500〜2,000円の調整”で競争力は大きく変わる
✔ 修繕を「予防型」へ切り替える
→ 給湯器・水回りは故障前に交換するとコストが下がる
✔ 管理状態の改善が入居者の質に直結
→ 共用部の印象が物件価値を決める
🔚 築古でも“黒字化”は十分可能
前橋市は築古アパートが多い分、改善余地が大きく、収益改善がしやすいエリアです。
今回の事例のように、
・低コストの改善
・適正家賃
・予防修繕
・管理強化
を組み合わせれば、“赤字物件でも黒字化” は十分実現できます。
