CPM®(公認不動産経営管理士)とは?
不動産マネジメント資格の最高峰
CPM®は、米国シカゴに本部をおくIREM(Institude of Real Estate Management)が、賃貸不動産管理において高い倫理観と高度な専門性を持つと認めた個人に与える資格です。
世界中に97の支部を持つ(2020年12月現在)グローバルな組織であるIREMは、賃貸不動産管理に関する複数の資格認定をしていますが、CPM®はその中でも最高峰に位置づけられています。
賃貸不動産管理(プロパティマネジメント)とは、物件の管理とメンテナンスをし、現在そして将来の実務的・財務的な分析と改善提案を通じて、不動産オーナーの目的を達成させ、その不動産価値の最大化をもたらすことです。
CPM®は、その成功をもたらすことのできる能力と知識を有してる人物であることを証明する世界基準の称号だと言えます。
その高度な専門性だけでなく、高い倫理感も認定の要件とされているCPM®は、世界中の賃貸不動産オーナーから高い信頼と信用を得ており、例えば本部のあるアメリカの賃貸住宅市場では、全体のうち1/3以上の戸数をCPM®資格者達が管理を任されているほどです。
CPM®取得までに学ぶこと
CPM®を取得するためには、こんな科目を学びます。
◆プロパティマネージャーのための倫理
・CPMの根幹をなす「倫理」。倫理はビジネス戦略の基本とするのがCPMの教育です!
◆プロパティマネージャーのための金融計算と戦略
・単年度ベースの投資分析や指標を学びます。不動産投資の状況分析のスキルを身に付けます!
◆不動産のメンテナンスとリスクマネジメント
・費用対効果の高い建物保守と、リスク管理の計画、実行、管理の方法を学びます!
◆プロパティマネージャーに必要とされる人材管理
・優秀な人材を雇い、教育し、保持するステップや、リーダーシップを学びます!
◆プロパティマネージャーのためのマーケティングとリーシング
・家賃設定の方法、リーシングの戦略とテクニック、入居保持の方法を学びます!
◆不動産資産の融資と評価方法
・FIN402を基礎に、不動産価値を求める資本化率の計算方法など、より深い内容を学びます!
◆不動産資産の実績評価
・FIN・ASMの学びをベースに、貨幣の時間的価値を考慮した、複数年度での評価方法を習得します!
◆不動産資産の実績評価ー上級応用
・各授業で学んだことを用いて、オーナーにとって最適な改善プランの提案方法を学びます!
NOI(営業純利益)が変わると、物件の価値が変わる!
「NOI(営業純利益)÷ R(キャップレート)=V(物件の価値)」という計算式が示す通り、同じR(キャップレート)であれば、NOI(営業純利益)が多ければ多いほど、価格が上がることがわかると思います。
当然ですが、それが下がると物件の価格も下がります。
NOI(営業純利益)が変わると、物件の価値(価格)が変わるんです!
では、どうしたら物件の価値(価格)を上げたり、維持したりするようにできるのでしょうか?それは、NOI(営業純利益)をコントロールできる能力のある「不動産経営管理士」や「賃貸管理会社」を選ぶことです!
よく契約更新の際に、入居者から家賃を下げてくれと言われることが多いと思います。
仮にその要求を素直に受け入れ、毎月の賃料を3,000円下げたとします。そして、その地域のR(キャップレート)が10%だとしたら360,000円もの価値が下がるのと同義なのです。
しかし、CPMⓇは違います!
物件の価値を変えられるのは、不動産管理士だけ!
税理士や弁護士は、賃貸経営において重要な役割をしてくれる税務や法律におけるパートナーです。
不動産屋は、オーナー様所有の資産の売却を検討の際には、力になってもらえます。
その他にも、賃貸経営をするオーナー様を支えてくれるビジネスパートナーはたくさんいます。
賃貸の仲介業者さんも、当然ですが、最も重要なビジネスパートナーのひとりです。
だた、これらの専門業者でも、できないことがあります。
それは、「賃貸住宅の価値を上げること」です。
賃貸アパートマンションの価値を上げられるのは、CPM®だけです!
さらに、CPM®の能力で、物件の価値は変わります。
今、管理を委託されている管理会社に、賃貸経営の専門家としての管理士がいないとか、いても能力が低いなんてことがあれば、物件の価値を上げることはできませんし、価値が下がってしまうことにもなりかねません。
オーナー様とのお付き合いが長くなればなるほど、優れた管理士が在籍する管理会社には、将来の経営を予測するための膨大な経営情報が蓄積するため、大規模修繕やリノベーションなどの投資の際の資金調達が有利になったり、売却時にも、売却を有利に進めるためにその情報を使うことができます。
CPM®(公認不動産経営管理士)がいる管理会社を選べ!
良い賃貸経営を実践するためには、良い管理士が在籍する賃貸住宅管理会社が必要です。
ただ、自主管理が悪いという話ではありません。オーナー様がご自分で勉強されたり、様々な経験を積まれたりして、「経営」をしっかりできる能力があれば、管理会社は必要ありません。
それでも、資産を増やしていきたいという思いがあれば、その段階では必ずマンパワーも必要になるため、管理会社の必要性が生じてきます。
そういったオーナー様にとっては、現場管理だけをしっかりやってくれる従来の管理会社を選べば問題ないでしょう。
しかし、「経営」に不安があるオーナー様は、良い管理会社をパートナーに選ぶことは、必須の課題と言えます。
では、どんな管理会社を選んだらいいのか?
そんな質問には、即答で「CPM®が在籍している管理会社」とお答えします。
CPM®が在籍している管理会社でも、当然ですが、従来の管理会社同様、現場管理のノウハウや経験は十分持っています。
そこに、オーナー様と一緒に大切な資産の経営について相談ができるコンサルタントとしての、CPM®がいるのです。
これは、従来の管理会社との大きな違いです!
